写メ日記

2日目

2026/01/31 17:44:03|コメント:0件


朝、カーテンの隙間から差し込む光で目が覚めた。体は正直で、昨日の撮影の余韻がまだ奥のほうに残っている。少しだけ重だるいけど、嫌な感じじゃない。シャワーを浴びながら、今日はどんな一日になるんだろうってぼんやり考えた。

現場に着くと、メイクさんが「おはよう」っていつも通りの声をかけてくれる。それだけで少し安心するから不思議。ライトに照らされる自分は、日常の私とは別の顔をしていて、鏡の中でゆっくりスイッチが入っていくのが分かる。

今日の撮影は、派手さよりも距離感が大事な内容だった。カメラが近くて、息遣いまで拾われそうで、正直ちょっと緊張。でも、相手役の人が自然に間を作ってくれて、気づいたら流れに身を任せていた。演技なのに、演技じゃないみたいな瞬間があって、そういう時が一番難しくて、一番好き。

終わってから控室で一人になると、急に現実に戻る。メイクを落とした顔は少し疲れてるけど、「今日もちゃんとやれたな」って思えた。誰かに評価される仕事だけど、最後に自分で自分を認められるかどうかが、たぶん一番大事。

帰り道、コンビニで買った甘いカフェラテを飲みながら、明日の予定をスマホで確認する。普通の女の子みたいなこの時間が、逆にすごく愛おしい。

ベッドに入って、灯りを消す前に小さく深呼吸。
2日目、無事終了。
また明日、別の私に会いに行く。